酒税改正後3日でビール販売19.5%増 新ジャンルは35.1%減
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マーチャンダイジング・オンが2026年10月6日、全国スーパーのPOSデータ(RDS-POS)の速報を公表。酒税改正直後の10月1〜3日、ビールの販売数量は曜日を合わせた前年同期比で19.5%増、発泡酒は25.6%減、新ジャンルは35.1%減でした。値引きの発表ではなく販売動向の分析です。
解説
確認できた事実から整理します。株式会社マーチャンダイジング・オンが、2026年10月6日12時33分にPR TIMESで、酒税改正前後のビール類・RTDの販売動向の速報を公表しました。元になっているのは同社の市場POSデータ「RDS-POS」で、全国のスーパーマーケットが対象です。詳しい日別・商品別の数字は、同社サイトのレポート vol.190 に掲載されています。
まず結論です。改正直後の2026年10月1日〜3日の販売数量を、曜日を合わせた前年同期と比べると、ビールは+19.5%でした。一方で発泡酒は-25.6%、新ジャンルは-35.1%、RTDは-13.2%と、ビール以外はそろって前年を割っています。ビールは改正前の9月が前年比-5.0%だったので、マイナスからプラスへ転じた形です。発泡酒は-4.1%から、新ジャンルは-15.2%から、RTDは-3.2%から、それぞれ前年割れ幅が広がりました。なお、ここでいう「新ジャンル」はRDS上のカテゴリー分類で、酒税法上の区分とは異なるとレポートは断っています。
Amazonで「RDS-POS速報 酒税改正前後のビール類販売動向(全国スーパー)」の価格を見る背景を確認しておきます。10月1日の改正で、ビール系飲料の酒税率は350ml換算54.25円に一本化されました。ビールは税負担が軽くなり、麦芽比率25%未満の発泡酒や新ジャンルは税負担が増える方向です。今回の数字は、その方向どおりの動きが最初の3日間に出た、ということになります。
面白いのは改正直前の動きです。ビールの日別の販売数量を前年の同じ曜日と比べると、9月21〜23日は前年を上回っていました(21日+3.9%、22日+18.8%、23日+17.0%)。ところが24日-2.0%、25日-3.6%と下回り始め、26日-17.8%、27日-11.2%、28日-10.8%、29日-20.1%と4日連続で大きく前年を下回っています。そして10月1日+22.3%、2日+17.3%、3日+19.3%と、改正後は3日連続で前年を上回りました。減税を待ってビールの購入を先送りした人がいた可能性を示す動きです。
商品別では、主要ビールの単缶でも数量が伸びています。キリン一番搾り350mlは+57.2%、サントリー生ビール500mlは+49.4%、サッポロ黒ラベル500mlは+48.5%、アサヒスーパードライ350mlは+20.7%でした。いずれも単缶商品が対象で、6缶パックやケース商品は含みません。また、主要商品を例示した比較で、市場全体の伸長率ランキングではないとされています。一番搾りについては、リニューアルに伴って10月1日からTVCMが放映開始されたため、その影響もありそうだとレポートは添えています。
読み方の注意も書いておきます。発表元自身が、天候・販促・店頭価格なども影響するため、このデータだけで酒税改正との因果関係や買い控えの開始日を断定することはできない、と明記しています。3日分の速報で、需要の移り変わりが定着したかどうかはまだ分かりません。当サイトとしても、これを「ビールが安くなったから売れた」と言い切ることはしません。
買う側にとっての使い道は1つです。改正でビールと発泡酒・新ジャンルの税額差はなくなりました。これまで価格差で新ジャンルを選んできた人は、改正後の店頭価格を350ml1本あたりに直して、ビールと並べてみてください。差が小さくなっていれば、好みで選び直してよい時期です。ケースで買い置きするなら、改正直後の値付けが落ち着いてから比べるほうが判断を誤りにくいです。20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。
お得に買う手順・探し方
- まず前提を押さえる。2026年10月1日から、ビール系飲料の酒税は350ml換算54.25円に一本化された。ビールは税負担が軽くなり、麦芽比率25%未満の発泡酒や新ジャンルは重くなる方向である。税額の変化は当サイトの「2026年10月に酒税一本化|ビール・発泡酒・新ジャンルの損得が変わる」で確認できる
- このデータが示すのは「改正直後の3日間に、スーパーでビールの数量が前年より増え、発泡酒・新ジャンルが減った」という事実である。発表元も、天候・販促・店頭価格の影響があり因果関係は断定できないとしている。3日分の速報として読む
- 改正直前の9月26〜29日にビールが前年を大きく下回ったのは、減税後の値下がりを待った買い控えの可能性がある、と発表元は見ている。改正前にビールを買い急がなかった人の判断は、少なくとも数字の上では多数派と同じだった
- 伸び率の大きい銘柄(一番搾り350mlの+57.2%など)は単缶の比較で、6缶パックやケースは含まない。一番搾りは10月1日からリニューアルに伴うTVCMが始まっており、その影響もありそうだとレポートは書いている。伸び率をそのまま「安くなった度合い」と読まない
- 箱買いを考えるなら、改正後の店頭価格が落ち着くのを1〜2週間待ってから、1本あたりで比べるほうが判断しやすい。Amazonでは10月16〜19日にプライム感謝祭が予定されているので、ケース価格はそこでも確認できる
- 新ジャンルを続ける場合は、増税分がどれだけ値札に乗ったかを確認する。350mlあたりの差が縮んだ分、ビールとの価格差で選ぶ理由は以前より小さくなっている
対象商品と価格
| 対象商品 |
|---|
| 発表日・発表元2026年10月6日12時33分にPR TIMESで公開。株式会社マーチャンダイジング・オンの市場POSデータ「RDS-POS」(全国スーパー)による速報。詳細は同社サイトのレポート vol.190 |
| 比較の方法改正直後の2026年10月1日〜3日の販売数量を、曜日を合わせた前年同期と比較。数量はJANコード単位で集計 |
| ビール改正後3日間で前年比+19.5%。改正前の9月は前年比-5.0%だった |
| 発泡酒9月の-4.1%から、改正後3日間は-25.6%へ前年割れ幅が拡大 |
| 新ジャンル9月の-15.2%から、改正後3日間は-35.1%へ拡大(RDS上のカテゴリー分類で、酒税法上の区分とは異なる) |
| RTD9月の-3.2%から、改正後3日間は-13.2%へ拡大 |
| 改正直前のビール(日別)9月26日-17.8%、27日-11.2%、28日-10.8%、29日-20.1%と4日連続で前年同曜日を下回った |
| 改正直後のビール(日別)10月1日+22.3%、2日+17.3%、3日+19.3%と3日連続で前年同曜日を上回った |
| キリン 一番搾り 350ml改正後3日間の販売数量が前年比+57.2%(単缶。6缶パック・ケースは含まない)。レポートは10月1日からのリニューアルに伴うTVCMの影響もありそうだとしている |
| サントリー生ビール 500ml改正後3日間の販売数量が前年比+49.4%(単缶) |
| サッポロ 黒ラベル 500ml改正後3日間の販売数量が前年比+48.5%(単缶) |
| アサヒ スーパードライ 350ml改正後3日間の販売数量が前年比+20.7%(単缶) |
| 値引きの有無販売数量の分析であり、割引やセールの発表ではない |
確認日時点で出典・商品ページに表示されていた金額です。空欄は確認できなかったもので、推定値は入れていません。価格・対象・期限は変動するため、購入前にAmazonの商品ページでご確認ください。
Amazonで「RDS-POS速報 酒税改正前後のビール類販売動向(全国スーパー)」の在庫と価格を確認するこんな人に改正後にビールへ戻すか、発泡酒・新ジャンルを続けるかを迷っている人向き。いま安い1本を探している人には直接は効かない。
ここがポイント
- 酒税改正直後の10月1〜3日、全国スーパーのビール販売数量は前年同期比+19.5%(RDS-POS速報・確認日 2026-10-06)
- 発泡酒は-25.6%、新ジャンルは-35.1%、RTDは-13.2%と前年割れ幅が拡大
- 改正直前の9月26〜29日はビールが4日連続で前年を下回った。買い控えの可能性を示す動き
- 単缶では一番搾り350mlが+57.2%、サントリー生ビール500mlが+49.4%、黒ラベル500mlが+48.5%
よくある質問
『RDS-POS速報 酒税改正前後のビール類販売動向(全国スーパー)』(株式会社マーチャンダイジング・オン)は何がどれくらいお得になりますか?
10月6日時点の確認では販売動向の分析。金額の発表ではないです。20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。飲酒は20歳になってから、適量を楽しみましょう。妊娠中・授乳期の飲酒、飲酒後の運転は法律で禁止されています。
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参考: prtimes.jp / www.mdingon.com(10月6日確認)